AIを用いたBGM生成システム
銀座にオープンするSHISEIDOブランドの旗艦店向けに、BGMを自動生成する音楽生成システムをQosmoが中心となって制作しました。
資生堂のSHISEIDOブランド初となる旗艦店 SHISEIDO GLOBAL FLAGSHIP STORE。アートとサイエンスの融合による美を追求してきたブランドらしく、BGMにも最新のテクノロジーを取り入れるとともに、お客さまにゆっくりと落ち着いて内面の美と向き合っていただける音環境を提供したい、という目的でプロジェクトがスタートしました。
日本的な美意識と自然を象徴する日本庭園をモチーフとした店舗のデザインにあわせ、音楽家、蓮沼執太さんの監修のもと、オーガニックな自然を感じさせる音色をセレクト。蓮沼さんの過去の楽曲や今回のために書き下ろした新曲を学習したAIモデルが、新しいメロディーとリズムを奏でていきます。
BGMとして、音楽的でありながらも主張しすぎず、日本庭園の自然なサウンドスケープに溶け込むような音楽を目指しました。
BGM生成のシステムは、大きく分けて以下の三つのパートから構成されます。
Qosmoが担当したAIを用いた音楽生成エンジンとあらかじめ定めたルールに基づいてアンビエントな環境音が合成されるGenerative Musicエンジン (invisiさんが制作)、外部の情報などに基づいて二つの音源をミックスする Adaptive Mixer。
外部からの環境情報として、時間帯、天気、気温の情報をリアルタイムにモニタリングしています。これによって、環境にあわせた適切な音楽が生成されることが期待できます。
蓮沼 執太
徳井 直生 (Qosmo, Inc.)、小野寺 唯 (invisi Ltd.)
大石 桂誉 (Signal Compose, Inc.)、余湖 雄一、濵野 峻行 (coton)、宮本 貴史 (coton)、森本 洋太(coton)
大和 比呂志 (Signal Compose, Inc.)